NP-BX1と互換バッテリー

SONY DSC-RX100に使われているバッテリーNP-BX1と互換品の放電特性を測定しました。

左がSONY純正、右が互換品です。どちらも3.6V/1240mAh 4.5Whと電池に書いてあります。これをフル充電し、端子間に4Ω/20Wの抵抗を接続して5分おきに端子電圧を測定しました。およそ2.5〜3.5Wの負荷になりますので、DSC-RX100撮影時(1.5W)の2倍程度の負荷になります。

結果はこのようになっています。互換品の方が少し高い電圧で、最後は急に降下しています。これに対して純正品はほぼリニアにじわじわと電圧が落ちています。純正品が残容量50%になった時は端子電圧3.4Vですが、互換品が3.4Vになった時は既に残容量20%程度しかありません。ですから互換品を使っている時は電池表示が半分になったらすぐに電池交換するのがいいかもしれません。
ただしこのグラフから計算するとフル充電から端子電圧3Vまでの電池容量は純正:3.69Wh、互換品:3.46Whとなり、互換品と純正品の電池容量の差は7%です。100回以上充放電を繰り返した後にどうなるかは分かりませんが、少なくとも新品状態では互換品は十分実用に耐える電池容量を持っています。