WF120BD03を使ったサブウーファー(6)

LTSPICEを使ったスピーカー駆動信号の計算
では、実際にパワーアンプに駆動された時のスピーカー端子電圧を計算してみます。下の回路で、カップリングコンデンサーの左に電圧源が2つありますが、V1はプラス側にオフセットさせたコサイン波形を1周期だけ発生、V2はV1の仕事が終わった後に残っているオフセット電圧を打ち消しています。これで40Hzのraised cosine pulseを1山だけ作っています。

計算結果は以下のとおりです。上がコンデンサーの左側:パワーアンプ出力、下がコンデンサーの右側:スピーカー入力の電圧で、前回同様にコンデンサーの値を下から2200uF, 3300uF, 4700uF, 6800uF, 8200uF, 10000uFと変化させています。

2200uFでは全く押さえが効かず、大きくオーバーシュートしてもう一山振れています。4700uFでも少しバタついており、6800uFでようやく落ち着いてそれ以上では変化量が少なくなっています。6800uFが推奨値になると思います。