WF120BD03を使ったサブウーファー(1)

Wavecorの12cmウーファーWF120BD03でパソコンや寝室用に小さめのサブウーファーを作りました。FE-87Eフルレンジと組み合わせて2.1chシステムとして使っています。

箱作り
今回は4.5リットルの密閉箱を作りました。ホームセンターで250x910x18mmのパイン集成材を買って、端から82mm幅で4枚、残りを等分にカットしてもらいます。丸鋸の切り代が3mm位あるので、82x250x18mmが4枚、250x286x18mmが2枚できます。板が1000円位、直線カットが5回でカット代100〜200円位です。
大きい板の片方にスピーカー用の100mmφの穴を開けて、スピーカー用端子とリード線をつけてから釘・木ねじ・クランプ等を使い、木工用ボンドで接着します。固まったら好みに合わせて塗装をして、適宜吸音材を入れます。仕上がり寸法は250x286x118mmです。
箱が出来上がったらWF120を組み付けます。気密用パッキンは付属していますが、ネジは付いてないので4mmのナベタッピングネジを買ってきます。パイン集成材は柔らかいので、長さ20mm以上がいいと思います。
スピーカーの端子はプラス側が平型端子187型、マイナス側が平型端子110型です。これは「スピーカー用メス端子」という名前でオートバックスなどの自動車用品店で買えます。スピーカー側が金メッキなのでリード線側も金メッキのエーモン#1165と#1166を使った方がいいです。

この箱にはニスを塗ったのですが、少し失敗してタレてしまいました。また1.5φの真鍮線に熱収縮チューブをかぶせてスピーカー前面に保護用として付けました。

3日間エージング後の軸上25cmでの周波数特性はこのようになっています。測定環境はSoundblaster X-Fi(PCI)/ASIOドライバー96K/24bit、マイクはONKYO TX-NA609付属品です。
小口径ユニットのため10KHz以上まで帯域が伸びており、まるでフルレンジスピーカーのようです。70Hz以下はダラダラと下がっていますのでアンプで持ち上げ、サブウーファーなので100Hz以上は切ります。今回はベースの4弦開放(41.2Hz)が倍音ではなく基音で聞こえる事を目標としています。