マザーボードの4-wireファン端子にAntec TriCoolファンを接続

マザーボード上の4-wire PWMファン端子にAntec TriCoolファンなどの2-wireファンを接続してPWM回転数制御するための簡単な回路です。

4-wireファンの仕様書は以下のURLにあります。
http://www.formfactors.org/developer/specs/4_Wire_PWM_Spec.pdf
pin1: GND Black
pin2: +12V Yellow
pin3: Sense Green
pin4: Control Blue
※+12V: 電流1.5Aを超えないこと
※Sense: ファンからはオープンコレクター出力/2パルス/回転/マザーボード側は+12Vでプルアップ
※Control: PWM制御信号/オープンコレクター出力/正論理/周波数25KHz/Isink<5mA/Vil<0.8V/VMax=5.25Vなのでファン側で+5Vにプルアップ

上記から、出来るだけ簡単な回路(いわゆる手抜き)で作るとこのようになります。

100Ωはお守りです。MOS-FETは30V/5A位の定格のもので十分なのですが、手持ち部品の関係で大きいものを使っています。

上がMOS-FETのゲート、下がドレイン信号です。まあそれなりにスイッチングしています。動かしてみてMOS-FETがとても熱くなるようなら簡単な放熱板(単なる鉄板でも可)を付けてください。現在マザーボードのシステムファン端子にこの回路経由でAntec P180に付属の12cm TriCoolファンを2個接続して、BIOS設定でマザーボード温度38℃以下でファンの回転を停止するようにしています。なお、この回路では回転数検出はうまく動きませんのでご注意ください。